水資源は雨の量で決まる

洗濯物を干して外出してみたらゲリラ豪雨。

ここ数年、よくあることですよね。
いつからか天気予報もあてにならないくらい急に空が曇ってきたりします。
集中豪雨や洪水などのニュースもよく目にしています。
しかし意外なことに、ここ数年は雨の少ない年が頻発しているらしいのです。
水資源として使用できる量は減少の傾向にあり、水の供給も不安定になっているといわれています。
これはきわめて深刻な状況なのだということをまず知らなくてはいけないです。

日本は雨が多く実は降水量は世界平均の約2倍もあるのです。
じゃあ他の国よりは水はあるのかと思えば全然そんなことはなくて、なぜなら狭い国の中に多くの人が生活しているからです。
一人当たりの水資源を計算してみると世界約5分の1だそう。
これは中近東の砂漠の年よりも少ないのだとか。
豊かだったと思ってたこの国がびっくりの事実じゃないですか?

だからといってもっともっと雨よ、降れ!とは安易に考えられません。
やっぱり普通に考えて雨の日の外出は億劫ですもんね。
せっかくのデートやスポーツ観戦が大雨で台無しなんてのも避けたいですからね。
そこでどれだけ雨を有効に活用できるかが問題視されています。

水という資源を確保する方法は専門的な知識がなくてもいくつか想像できます。
海水を用いてそこから水を作る方法や、井戸を掘りそこからくみ上げる方法など。
しかしどれも常に動かすのに大量のエネルギーが必要で、さらには設備自体作るのに多額のコストがかかるのだといわれています。
エネルギー消費を少なく、それぞれの国の技術でもできるという意味でも各国で雨水利用がなされています。

日本の都市部では雨水利用の設備が整った建物が増えています。
両国国技館はトイレや冷房の冷却用水の8割を雨水利用でまかなっているのだとか。
トイレや冷却用水、洗濯する水も飲めるレベルの水道水を使う必要はありませんよね。
そういうことが個人で出来れば水道水の使用量も自然と減り、節水の意識も高まると思います。

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